古民家解体

山口県は萩市の現場がスタート、
改修工事なので、まずは解体から。
設計をスタートさせる前に、
天井裏や、床下含め調査してみると、
この建物の歴史がなんとなく伝わってくる。
古民家の中では若い部類の建物だと思うが、
それでも何度も何度も、
その時々の生活や仕事に合わせて、
改変されてきたこの家の歴史が、
そこかしこに見て取れた。
それ自体が生活史とも言える、
その家自体も、大変面白い。
そしてもう一つ、一番最初に、
この家が建てられた時の事にも思いがいく。
その家がどのような思いで、建てられたのか、
当時最も大切だった事はなんなのか。
そんな事を密かに想像するのが、
楽しみだったりする。
古民家改修というのか再生というのか、
まだしっくりくる言葉が分からないけど。