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 くらしをそだてる設計事務所@神戸市兵庫区 

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へっつい料理考

現場監理物件の横にある菊屋家住宅(国指定重要文化財 )を来訪。

菊屋家は代々大年寄格を任ぜられた藩の御用達商人であり、

宅内の一部(といってもかなりの部分)が藩の御用宅にも使われ、

建物内には、藩主しか入ることが許されない間がある。

自分の家に、不可侵の領域を抱えるというのは、不思議な感覚だが、

神棚や仏壇も、自分ではない存在の為の空間ということでは少し似ているか。

少し背を正されるような感覚。

そして立派なへっつい。

羽釜も、鉄の鍋も、茶釜も、現代の軽くてコンパクトなシステムキッチンから見ると、

どれも重厚で、大きい。

相当な重さなので動かすのも、また火をつけるのも、ひと手間かかりそう。

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